当院では、局所麻酔による親知らずの抜歯(智歯抜歯)を行っております。
→鎮静麻酔、全身麻酔希望の方は関連・提携病院に紹介させていただきます。

なぜ?親知らずを抜歯しないといけないの?

親知らずが真直ぐに生えていない場合は、
・虫歯、歯周病の原因
・智歯周囲炎の原因
・隣の歯(12歳臼歯)が虫歯になる、もしくは吸収される
・咬み合わせの異常が生じる
などの弊害が生じることがあります。

また、年齢が進んでから抜歯をする場合、若年で抜歯するより、親知らずの周りの骨が硬くなることで抜歯しにくくなる
(極端な例、若い時はお豆腐の中から歯を取り出す感じで、高齢になるとガラスの中から歯を取り出す感じである)
抜歯後の治りが遅い、抜歯後の再感染などの可能性が高くなる

また、女性の場合は妊娠中、授乳中に親知らずが原因により細菌感染すると、処置、投薬がしづらいなどの可能性がある。

抜歯方法
当院では局所麻酔による親知らずの抜歯、また、神経麻痺の可能性を少なくするため2回にわけて抜歯をすることもある(2回法抜歯)も行っております。

抜歯することによる偶発症
・オトガイ神経麻痺、舌神経麻痺
親知らずの根の周りには、下顎管(下歯槽神経、動脈、静脈)や舌神経が走行しています。
下顎管もしくは、そこから派生する枝分かれの神経、舌神経を触ることにより生じることがある。神経を完全に切断している以外は、ほとんどの症例で回復する。

治療は、ステロイド、ビタミンB製剤、ATP製剤、漢方薬、低出力レーザー

・出血
下顎管内の動脈、そこから派生する動脈、舌動脈を触ることにより出血することがある。
ほとんどは局所の止血処置により、止血可能。

その他、抜歯前に説明させていただきます。