当院では、積極的に歯の移植、再植治療を行っています。

歯の移植、再植って何?と思われる患者さんもいらっしゃるでしょう。

移植とは、
例えば、第一大臼歯(6歳臼歯)が虫歯、根の病気(根っこ が膿を持っている)、歯牙破折(歯が割れた)などにより保存不可能な状態となってしまったとします。
その場合、虫歯に侵されていない、親知らずを移植します。

自分の歯であるため、拒絶反応は起きなく、生着率は90%程度とされています。
術後は1~2か月の固定後に、根の治療を行い、かぶせ物をします(一連の治療は4か月程度を要します)。

再植は
根の病気(根っこ が膿を持っている)、歯牙破折(歯が割れた)などにより通常の治療が難しい場合に、一度 歯の抜歯を行い、口腔外で歯の処理を行った後に元の場所に戻す方法です。
移植同様に固定をし、数か月単位で経過観察を行います。

再植、移植ともに健康保険が利用できる場合とできない場合がありますのでご相談ください。また、歯の状態や周囲骨の状態が、生着率に大きく左右します。

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