「味がしない」、「味がうすい」、「口の中が苦い」と訴える患者さんが増えています。
当院では積極的に味覚障害の治療を行っています(提携病院との協力のもとに)。

近年、味覚障害患者は年々、増加傾向を認めています。

味覚の自覚症状と原因
味覚障害の訴えは多岐にわたる。最も多いのは、「味がわかりにくくなった」という味覚減退であるが、「おかしな味がする」「食事が美味しくなくなった」などの食事に関連した抽象的、質的な異常もある。また、「常に口の中が苦い」など食事に関連しない訴えもある。さらに、口腔の他の愁訴、すなわち舌痛、違和感、ザラザラ感、しびれ感、口腔乾燥などの訴えを合併することが多い。

dysgeusia1

dysgeusia2

味覚障害の検査、診断にアルゴリズムを作成し味覚障害の診査診断、治療を行っています。

主な検査項目(太字は当院で施行 可能なもの)
・医療面接(全身疾患、服薬状況)
・血液検査
・カンジダ培養→当院で実施
・唾液分泌検査
・味覚障害の原因になる口腔内疾患の検査
・味覚検査(ろ紙ディスク法、全口腔法、電気味覚検査)